willとbe going toの違いは?未来を表す4つの表現を解説!

英語

今回は、予定などの未来の表現で使われるのwillとbe going toの違いについて詳しく解説していきます。

こんな人におすすめ
・willとbe going toの違いを説明できない人
・助動詞を勉強したばかりの人

未来を表す4つの表現

はじめに、英語で未来を表す表現は大きく分けて、
・will
・be going to
・現在進行形
・現在形
の4つがあります。

それぞれ解説していきます。

will

willは助動詞で、直後に動詞の原形がきます。

【ニュアンスと使い方】

〇今思いついた未来の動作
話しているその瞬間に決めたことや、自発的な行動を表すときに使います

Oh, it’s raining. I’ll take an umbrella. (ああ、雨が降っている。傘を持っていこう。)

〇単純な未来の事実
→確実性が高く、予測や客観的な未来の事実を述べるときに使います

I will be fifteen next month. (私は来月15歳になります。)

〇予測・推測
個人的な意見や推測に基づいて未来を予測するときに使います

I think it will rain tomorrow. (明日は雨が降ると思う。)

Willの意味をまとめると
決定の瞬間や今思いついたことなど、話し手が主観的に思い込んでいることを表します。

be going to

次にbe going toです。
形はbe動詞(am/is/are)+going to +動詞の原形になります。

【ニュアンスと使い方】

〇すでに決まっている予定
すでに計画されており、その予定を実行する意思がある場合に使います

We ‘re going to have a party this weekend. (今週末、パーティーを開く予定です。)

〇根拠に基づいた予測
→目に見える状況や証拠に基づいて、「~だろう」と予測する場合に使います

Look at those dark clouds! It’s going to rain. (あの暗い雲を見て!雨が降るだろう。)

be going toの意味をまとめると
計画性、準備、予測の根拠がある場合など客観的なことを表します。

現在進行形

次に現在進行形です。
「進行形なので、未来の表現になるの?」と思うと思います。例文を挙げて説明します。

【ニュアンスと使い方】

〇すでに確定している近い未来の予定
→ 個人的な約束や、交通機関などの運行スケジュールなど、すでに手配が完了していて確実に行われる近い未来の予定を表す場合に使います

I ‘m meeting John at 7 tonight. (今夜7時にジョンと会う予定です。)

・The train is leaving at 8:00. (その電車は午前8時に出発します。)

現在進行形の未来の表現をまとめると
すでに手配済み・確定済みというニュアンスが強く、近い未来の個人的な予定や、公共のスケジュールの表現によく使われます。

現在形

最後に現在形が使われている未来の表現です。

【ニュアンスと使い方】

〇確定したスケジュールや時刻表
→交通機関の時刻表、イベントのスケジュール、開店・閉店時間など、変更されることのない確定した未来の予定を表すときに使われます

The concert starts at 8:00 PM. (コンサートは午後8時に始まります。)

My flight arrives at 10:00 AM. (私のフライトは午前10時に到着します。)

〇習慣・規則性
→未来にわたって繰り返される習慣や、一般的な事実を表すときに使われます

The store opens at 9 AM every day. (その店は毎日午前9時に開店する。)

現在形の未来の表現をまとめると
既に決まっている・固定されているというニュアンスが強く、個人的な予定ではなく、公共の時刻表や公式のスケジュールに限定して使われることが多いです。

絶妙なニュアンス

今回紹介してきた4つの表現の違いが分かると、日本語で同じ和訳でもニュアンスの違いを読み取ることができます。

例えば、「来月、京都へ行く」という場合

I will go to Kyoto next month. (来月京都に行こうと思う。)
今決めた、または単純な予測

I ‘m going to go to Kyoto next month. (来月京都に行く予定です。)
すでに計画している

I ‘m going to Kyoto next month. (来月京都へ行くことになっています。)
→航空券や宿泊の手配まで完了している確実な予定

同じ日本語でも英語の表現が少し変わるだけでニュアンスが異なります。

まとめ

今回は、willとbe going toの違いから未来を表す表現まで詳しく解説してきました。
非常に濃い内容だったと思うので、繰り返し復習してください。

4つの表現を使い分けると
will: 今決めたこと、単純な未来の事実、個人的な推測
be going to: すでに決まっている予定、根拠に基づいた予測
現在進行形: (個人的な)手配済みの近い未来の予定
現在形: (公共の)確定したスケジュール、時刻表

willやbe going toの英文を解くときは、ニュアンスを意識するようにしましょう。

今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!

タイトルとURLをコピーしました