副詞とは?働きや順番を徹底解説!

英語

今回は、1つの英文中に複数の副詞がある場合の順番について詳しく解説していきます。

こんな人におすすめ
・英語に対して苦手意識がある人
・副詞の使い方が分からない人

そもそも副詞とは?

最初に副詞について簡単に説明します。

副詞とは、名詞以外の動詞、形容詞、他の副詞、文全体の意味を限定したり、詳しくしたりする語句になります。

働きとして、動詞修飾、形容詞修飾、(他の)副詞修飾、文修飾があります。
*修飾=語句を詳しく説明することのイメージでOK

動詞修飾

副詞の動詞修飾とは、動詞が表す行動や動き、変化がいつ、どこで、どのように行われる/行われたかを説明する副詞を指します。

He runs fast. (彼は速く走ります。)

副詞のfastが動詞のrunsを修飾しています。
→どのように走るのかという動作の状態を詳しく説明しています。
今回は速いという状態になります。

形容詞修飾

副詞の形容詞修飾とは、どのような形容詞の意味であるかを具体的に説明する副詞を指します。

This is a very cold drink. (これは冷たい飲み物です。)

副詞のveryが形容詞のcoldを説明しています。
→どのくらい冷たいのかという状態の程度を説明しています。

副詞修飾

副詞が他の副詞を修飾するときは、文中にある副詞の意味をより具体的に(程度や強さで)説明することを指します。
つまり、1つの英文の中に2つ以上副詞が出ているときです。(必ず副詞修飾とは限らない!)

He runs very fast. (彼はとても速く走る。)

副詞のveryがfastという別の副詞を説明している。
→どのくらい速く走れるかという程度を説明しています。

文修飾

文修飾は、文の内容に対する話し手の判断や評価を表す語 / 話し手の話し方を付け加える役割を担います。

Fortunately, no one was hurt. (幸いなことに、誰もケガをしませんでした。)

副詞のfortunatelyが、no one was hurtという文全体を説明している。
→「誰も怪我をしなかった」という事実を「幸いなことだった」という、文全体に対する話し手の評価や感想を表しています。

文中に複数の副詞がある場合

突然ですが、下記の並び替え問題を解いてみてください。

(1)(at / he / by train / arrived / yesterday / Tokyo).

(2) (the cafeteria / at / tomorrow / we / 3 o’clock / meet / in / will / my city).

↓解説は下

【解説】

(1)He arrived at Tokyo by train yesterday. (彼は昨日、電車で東京に着いた。)

ルール①として、「場所+様態+時」もしくは「様態+場所+時」の順番になります。
今回の英文では、Tokyoという場所の後に、yesterdayという時を表しています。

(2)We will meet at the cafeteria in my city at 3 o’clock tomorrow. 
(明日3時に私の街のカフェで会いましょう。)

ルール②として、小さい単位+大きな単位の順番になります。

・時を表す場合:短い+長い
・場所を表す場合:狭い+広い

今回の英文では、the cafeteriaという狭い場所+my cityという広い場所+3 o’clockという短い(ピンポイントの)時間+tomorrowという長い時間を表しています。

まとめ

今回は、副詞について詳しく説明してきました。

まとめ
・副詞とは、名詞以外の動詞、形容詞、他の副詞、文全体の意味を限定したり、詳しくしたりする語句
・並び替えのルールは、①場所+様態+時」もしくは「様態+場所+時」の順番②小さい単位+大きな単位の順番

さまざまな文法を解いて、副詞を見抜けるようになりましょう!

今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!

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