「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
自己啓発書やビジネス書で、たまに登場する言葉です。
結論、成功や自己成長したければ、コンフォートゾーンを抜け出す必要があるということです。これは、ビジネスだけでなく、人間関係やライフスタイル、受験勉強にも通用する考え方です。
今回は、そんなコンフォートゾーンの存在について書いていきます。
コンフォートゾーンとは?
コンフォートゾーン(Confort Zone)とは、ストレスや不安を感じることなく、最も安心し、快適に過ごせる領域のことです。慣れ親しんだ状況や活動の範囲を指し、「快適領域」や「安全領域」と呼ばれることもあります。
コンフォートゾーンの特徴として
- ストレスなどの精神的な負担が少ない
- エネルギーをあまり消耗しない
- 予測可能で、失敗するリスクが低い
- 居心地がいい
- 新しい挑戦や学びの機会が少ないため、自己成長が停滞しやすい
日常生活におけるコンフォートゾーンの具体例
- 外出せずに自宅ばかりにいる
- 毎日同じ道で通勤中学する
- 食事はいつも同じお店
*これらは決して悪いわけではなく一例です。
コンフォートゾーンにいるときは、良くも悪くも快適で、現状維持の状態です。
そこで、成功・自己成長を求めるには、このコンフォートゾーンを抜け出す必要があります。このコンフォートゾーンの次に存在するのがラーニングゾーンと呼ばれる領域です。
ラーニングゾーンとパニックゾーン
最も成長するラーニングゾーン
ラーニングゾーンとは、コンフォートゾーンのすぐ外側にあり、適度な挑戦や刺激があり、新しい知識やスキルを習得できる領域です。「学習領域」や「ストレッチゾーン」と呼ばれることもあります。
ラーニングゾーンの特徴として
- 無理のない適度な範囲で、ストレスや不安がある
- 新しいことに挑戦するので、ドーパミンが分泌される
- 最も集中力や記憶力、やる気が高まる
- 失敗のリスクもあるが、失敗からの自己成長も得られる
ラーニングゾーンは最も自分が学びを得られる領域で、自己成長します。
行き過ぎてはいけないパニックゾーン
パニックゾーンとは、自分の能力や経験をはるかに超える、過度なストレスや恐怖、混乱を感じる領域です。「危険領域」や「フィアーゾーン(恐れの領域)」、「Danger Zone」とも呼ばれることもあります。
挑戦しても楽しくないと感じる人は、ラーニングゾーンを飛ばして、恐れや不安、恐怖が強い危険領域にいる可能性が高いです。
パニックゾーンの特徴として
- 過度な不安やプレッシャーで、思考停止になる
- 学習効果が薄れ、精神的・肉体的に疲弊している
- 自信喪失になってしまう
パニックゾーンに踏み込まないように気をつける必要があります。
ラーニングゾーンがコンフォートゾーンになるとき
それぞれのゾーンについては理解できたと思います。
要するに、ラーニングゾーンに身を置き、行動することで人は成長できるというわけです。
ラーニングゾーンで行動することは、頭を使い、自分にとってやや難しいことですが、行動し続けることで、習慣となり無意識にできるようになります。習慣化され、頭を使わなくてもできることはコンフォートゾーンでの行動レベルです。ラーニングゾーンがコンフォートゾーンに変わる、すなわち
コンフォートゾーンが拡大している証拠です。
例えばですが、自転車に初めて乗ったときは、ものすごく練習したと思いますが、気づけば、無意識に乗れるようになっていたと思います。これもコンフォートゾーンが拡大したと言えるでしょう。
コンフォートゾーンが広く、常にラーニングゾーンで行動している人が最も成長し続けることができる人と言えます。
受験勉強におけるコンフォートゾーン
受験勉強でもコンフォートゾーンの考え方は同じです。
今の自分にとってやや難しい問題を解き続けることがラーニングゾーンでの行動になります。そして、今まで難しい、大変と思っていた勉強が平気でできるようになればコンフォートゾーンが拡大したと言えるでしょう。
英語の長文読解問題も最初は、「苦しい」と感じると思いますが、毎日1題ずつ解いていくと解くことに慣れ、習慣化されます。受験勉強でも、早めに難しいことに慣れ、習慣にすることが大事です。受験勉強は早めに越したことはないというのはこの考え方があるからです。
まとめ
今回は、コンフォートゾーンの存在について書いてきました。
ポイントは、
- 快適で頭を使わなくてもいいコンフォートゾーンは、現状維持の状態であるため、自己成長しない
- 頭を使うやや難レベルのラーニングゾーンで行動し続けると、コンフォートゾーンが拡大し、自己成長する
- ラーニングゾーンを超えたパニックゾーンでは、強いストレスがあり、頭が全くはたらかいので踏み込まないようにする
自分もラーニングゾーンで行動し続けて、コンフォートゾーンを拡大させていきます。
今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!