今回は、高校受験を控える中学3年生に向けて、夏休みの勉強について書いていく。
こんな人におすすめ
・受験勉強に漠然とした不安をもっている
・夏休みに何から始めればいいかわからない
・やることが多くて優先順位がわからない
夏休みを有意義にするための戦略を学ぼう!
夏は受験の天王山

過去の記事にも書いたが大事なので、もう一度書く。
「夏は受験の天王山」とは、受験生にとって夏休みが受験の結果を大きく左右する重要な期間であることを表現する言葉である。
最低でも、各科目の基礎固めと長時間の勉強習慣が身についていないと秋以降が厳しいものになる。
「夏休みを制する者は受験を制す」という言葉があるくらい夏は大事。
夏休みは基礎固め
夏休みにやるべき勉強は各教科の基礎固めである。
ここでの基礎固めというのは、模試や過去問で点数を取るための知識や解き方をインプットすることである。
模擬試験や入試問題は、大きく分けて知識を問う知識問題、公式や事項を問う理解問題、思考力を問う思考・技能問題の3つに分類される。
夏休みに基礎固めを行い、知識問題と理解問題の点数を確実にとれるようになることが重要である。
なお、思考力問題は秋以降の問題演習で鍛えます。
優先すべきは英語と数学
5教科(人によっては3教科)の中でも優先すべき教科は英語と数学である。
英語と数学を優先する理由として
Ⅰ. 基礎固めに時間がかかる
Ⅱ. 入試における配点が高い高校が多い
Ⅲ. 基礎が完成すると高得点を安定してとれるようになる
Ⅰ. 基礎固めに時間がかかる
英数は基礎固めに時間がかかる教科である。
英語の基礎は、単語、熟語(be interested inなど)、文法、品詞がある。
これらは英作文や長文読解、リスニングで点数をとるために必要不可欠な基本事項になる。
数学の基礎は、計算力と公式理解の2つ。
問題を正しく読み取り、計算や説明する力である。
英語と数学の基礎は積み重ねることが大事なので、毎日コツコツ勉強すること。
Ⅱ. 入試における配点が高い高校が多い
公立高校・私立高校問わず、英語と数学が傾斜配点になっていることがある。
傾斜配点とは、英語と数学を国語、理科、社会よりも1.5~2倍の配点に設定することである。
例えば、英語・数学が150点、国語、理科、社会が100点の合計600点
このように英語と数学が得意だと有利になり、逆に苦手だと不利にはたらくのが傾斜配点である。
なお、傾斜配点を採用しているかどうかは高校ごとに異なるため要確認。
Ⅲ. 基礎が完成すると高得点を安定してとれるようになる
英語と数学は基礎が固まると点数が安定する教科でもある。
もちろん、どの教科にも言えることであるが、特に英語と数学は顕著にでる。
英語や数学の模擬試験や入試問題は、基礎知識をどう使うかを問うている。
要するに、基礎知識が定着すれば、あとは使うだけ。
だから基礎固めだ大事なわけである。
各教科1~2冊仕上げよう!

基礎を固めるために、中1~3までの内容が網羅されている参考書(問題集)を1~2冊仕上げることをおすすめする。
ここでのポイントは、基本事項を読む+問題を繰り返し解くことである。
最終的に、問題を何も見ずにスラスラ解ける+人に説明できるようになればOK。
問題を繰り返し解くにあたりノートは必須!
問題はノートに繰り返し解こう!
まとめ
今回は、高校受験を控える中学3年生の夏休みの勉強について書いてきた。
・夏休みは各教科、中1~3の基礎固め
・英語と数学を最優先
・問題集を各教科1~2冊仕上げよう
今回は以上。
最後まで読んでくれてありがとう!
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