今回は、前回のbe動詞の使い方の復習とuntilやagoの使い方を解説していきます。
こんな人におすすめ!
・中学英文法の基礎固めをしたい人
・高校受験を控えている中学生
・英検4級合格を目指す人
今回は、#8になります。
今回の英文
今回の解説する英文はこちら。
She ( ) an English teacher until two years ago.
問題1 空所に入る語句は?
①is
②are
③was
④were
問題2
日本語訳は?
問題3
untilの品詞は?
文型・文の要素
今回の英文は、第2文型になります。
・She=主語
・was=be動詞
・an English teacher=補語
・until two years ago=修飾語
解説
今回の例文の日本語訳から解説します。
訳は、「彼女は2年前まで英語の先生でした。」
英文と日本語文の対応箇所は、
She was an English teacher until two years ago. (彼女は2年前まで英語の先生でした。)
今回の英文のポイントは、be動詞 (was)の働きとuntilの使い方です。
前回、be動詞の訳には、第1文型の訳し方の「ある、いる、存在する」と第2文型の訳し方の「~である」の2種類あると紹介しました。
これが過去形になると「あった、いた、存在した」と「~であった」という表現に変わります。
今回の英文では、第2文型の「~であった」になります。
つまり、彼女は英語の先生であったとなります。
untilは前置詞と接続詞の場合がありますが、今回の英文では、前置詞となり、「〜まで(ずっと)」という期間の継続を表しています。
untilは、ある時点までその状態が続いていたことを表す際に用いられます。
また、agoは「~前」という意味を持ち、特定の過去の時点を表す際に用いられます。
補足:agoとbeforeの違い
ここで、「~前」という同じ意味を持つagoとbeforeの違いを少し解説します。
agoとbeforeで見極めるときは、基準点が「今」か「過去・未来」かです。
agoの基準点は、今の時点(今、話している時点)を基準にして、必ず具体的な時間(期間)を示す語句の後に置かれます。過去形の文で使われますが、完了形と一緒に使えないことは覚えておきましょう。
一方のbeforeの基準点は、特定の過去の時点、または未来の時点、あるいは一般的な「以前」にあります。
また、「彼女の結婚式の2日前に」のように、過去の基準となる出来事や時点から逆算して「〜前」と言う場合はbeforeを使います。
品詞も副詞、前置詞、接続詞の3つあります。
【品詞ごとの使い方】
・副詞: 単独で「以前に」「かつて」という意味
・前置詞:名詞(句)の前に置いて「〜より前に」という意味
・接続詞:文の前に置いて「〜する前に」という意味
まとめると、
・ago:「今」を基準にした過去の一点。常に具体的な期間を表す語句と一緒に使う
・before:「特定の過去や未来の時点」を基準にした「それより前」、または単独で「以前に」という意味で使う
まとめ
今回は、be動詞の復習やuntil、agoとbeforeの違いを解説しました。
・be動詞の過去形の訳し方は、「あった、いた、存在した」と「~であった」の2種類
・untilは、ある時点までその状態が続いていたことを表す際に用いられる
・agoとbegoreは基準点によって使い方が異なる
ぜひ、今回紹介した例文の覚えて類似問題を解けるようになりましょう。
今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!