世の中には、学習塾、予備校、家庭教師といった受験・学習指導を行うサービスがあり、個別や集団、自立型、映像授業など多岐にわたります。
今回は、それぞれどんな特徴があるか、どんな生徒に向いているかなどを細かく説明していきます。
こんな人におすすめ
・塾や予備校に通うか迷っている中高生やその親御さん
・今利用している塾が合わないと感じている中高生
・自分にはどんな塾が合っているのか分からない中高生
塾選びで迷っている親御さんや中高生の皆さんには必見の内容です。
受講スタイル
コロナ以降、受講スタイルは、生徒が塾に来て指導を受ける対面スタイルと、生徒が自宅など塾以外の場所で指導を受けることができるオンラインスタイルがあります。
- 集団指導型
- 先生(講師)が複数の生徒を一斉に指導するスタイルです
- 個別指導型
- 先生と生徒が1対1~3で指導するスタイルです
- 映像授業型
- 録画された映像授業を視聴するスタイルです。スタディサプリのように月額制で見放題のタイプと単元や分野ごとに購入するタイプがあります。
- 自立学習型
- 教科書の内容といった知識を教えることよりも、学習計画の立案やモチベーション管理、自習方法の改善に焦点を当てるスタイルです
- 家庭教師
- 先生が1対1で、自宅やオンラインでじっくりと指導するスタイルです
ここまで受講スタイルを紹介してきました。
ここからは、それぞれの特徴と向いている生徒を紹介していきます。
集団指導型

特徴
- 競争意識が芽生えやすく、モチベーションが保たれやすい
- 授業料が比較的安価なことが多い
- 自分のペースではなく、授業の進度に合わせて学ぶ必要がある
- 質問がしづらい
- 志望校や学力ごとにクラス分けされている場合が多い
向いている生徒
- 競争心が高く、成績の順位に興味・関心がある生徒
- 他の生徒からの刺激を受けたりたい生徒
- 難関校を目指している生徒
個別指導型
特徴
- 自分の学力レベルやペースに応じて勉強できる
- わからない部分をすぐに質問でき、その場で解決しやすい
- 苦手科目に絞って取り組みやすい
- 柔軟なカリキュラムが組みやすい
- 集団指導に比べやや料金が高いことが多い
- 先生との相性が合わないと学習効率やモチベーションが低下しやすい
向いている生徒
- 自分のペースで学習を進めたい生徒
- 積極的に質問や会話ができる生徒
- 特定の科目を絞って学習したい生徒
映像授業型

特徴
- 場所や時間に縛られず、好きな時に学習できる
- 映像授業を何度も見返せるので、復習がしやすい
- リアルタイムで質問することが難しい / 不可能
向いている生徒
- 部活動や習い事が忙しい生徒
- 塾や予備校に通うことが難しい生徒
- 映像授業を視聴した後に、問題集などに取り組める生徒
- 動画学習だけで終わらない生徒
- 学校よりも先に予習して、受験対策に時間を注ぎたい生徒
自立学習型
特徴
- 自分で自主学習する習慣や管理能力が身につきやすい
- 学習の悩みや勉強法を相談できる
- 成功体験を積みやすい
- 知識をインプットする授業がないため、参考書などの教材を自分で進める必要がある
- 内容の理解度や参考書の仕上がりが曖昧になりやすい
- 「分かったつもり」が起こりやすい
- 個別指導や家庭教師のように密度の濃い指導は期待できない
向いている生徒
- 自分(生徒)主体で学習を進めたい生徒
- 集団授業や映像授業で成績が上がらなかった生徒
- 自分でコツコツ学習を進めることができる生徒
- 部活動や習い事が忙しい生徒
家庭教師

特徴
- 質問がしやすく、生徒の理解度に合わせて丁寧に指導してもらえる
- 移動時間がないため、スケジュールを調整しやすい
- 料金が他のスタイルに比べて高額になることが多い
- 相性の良い先生を見つけるまでに時間がかかる場合がある
- 地域によって対応していない場合がある(要確認)
向いている生徒
- 自宅で集中して、マンツーマン指導を受けたい生徒
- 複数よりも一人の方が集中して取り組める生徒
- 学習面だけでなく、精神的なサポートもしてほしい生徒
まとめ
今回は、それぞれの特徴や向いている生徒を紹介してきました。
- 集団授業型: みんなで頑張りたい生徒
- 個別指導型: 自分のペースで進めたい生徒
- 映像授業型: いつでもどこでも学びたい生徒
- 自立学習型: やる気はあるけど、やり方が分からない生徒
- 家庭教師: きめ細かなサポートが欲しい生徒
塾選びで迷っている親御さんや中高生の皆さんの役に立てれれば幸いです。
今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!