コンフォートゾーンを抜け出すために

今回は、コンフォートゾーンやその次の領域（ゾーン）について解説していきます。

コンフォートゾーンとは

コンフォートゾーン（Confort Zone）とは、ストレスや不安を感じることなく、最も安心し、快適に過ごせる領域のことです。慣れ親しんだ状況や活動の範囲を指し、「快適領域」や「安全領域」と呼ばれることもあります。

コンフォートゾーンにいるときの特徴として
・精神的な負担が少ない
・エネルギーをあまり消耗しない
・予測可能で、失敗するリスクが低い
・居心地がいい
・新しい挑戦や学びの機会が少ないため、自己成長が停滞しやすい

コンフォートゾーンにいるときは、良くも悪くも快適で、現状維持の状態です。

コンフォートゾーンの次のゾーン

今まで通り現状維持でいたい方は、このままでいいと思います。
ただ、自己成長したいという方はコンフォートゾーンから出る必要があります。

コンフォートゾーンの次にあるのが、ラーニングゾーン（Learning Zone）です。

ラーニングゾーンは、コンフォートゾーンのすぐ外側にあり、適度な挑戦や刺激があり、新しい知識やスキルを習得できる領域です。「学習領域」や「ストレッチゾーン」と呼ばれることもあります。

ラーニングゾーンの特徴として
・無理のない適度な範囲で、ストレスや不安がある
・新しいことに挑戦するので、ドーパミンが分泌される
・最も集中力や記憶力、やる気が高まる
・失敗のリスクもあるが、失敗からの自己成長も得られる

ラーニングゾーンは最も自分が学びを得られる領域で、自己成長します。

行き過ぎてはいけない領域

最後に、行き過ぎてはいけない領域があることもお伝えします。

それは、危険領域（Danger Zone）と呼ばれ、、自分の能力や経験をはるかに超える、過度なストレスや恐怖、混乱を感じる領域です。「パニックゾーン」や「フィアーゾーン（恐れの領域）」とも呼ばれることもあります。

挑戦しても楽しくないと感じる人は、ラーニングゾーンを飛ばして、恐れや不安、恐怖が強い危険領域にいる可能性が高いです。

危険領域の特徴として
・過度な不安やプレッシャーで、思考停止になる
・学習効果が薄れ、精神的・肉体的に疲弊している
・自信喪失になってしまう

上記を感じている場合は、一度見直すことをおすすめします。

コンフォートゾーンから抜け出すために

自己成長したい人がコンフォートゾーンから抜け出しラーニングゾーンに行くための具体的なアクションをいくつか紹介します。

・普段、本を読まない人は月1冊、本を読んでみる
・車を運転する人は、いつもと違う道を運転してみる
・社会人の方は、経験のない部署や役割を担ってみる
・外食が多い人は、いつもと違うお店に行ってみる
などなど。

些細なことから始めることをおすすめします。
いきなり大きなことに挑戦すると、危険領域に入ってしまい、自信喪失になります。（過去の自分）

重要なポイント

ここで重要なポイントを2つ紹介します。

1つ目は、コンフォートゾーンも残すことです。
最初は、ラーニングゾーンにいるだけでも疲弊が生じるためコンフォートゾーンも残すことをおすすめします。
慣れてくれば、ラーニングゾーンがコンフォートゾーンに感じるようになりますが…（笑）

2つ目は、「やや難」で挑戦し続けることです。
今の自分でも継続すれば達成できるくらいの難易度を設定すると達成することができます。

例えば、今まで運動したことがない人が、いきなり毎日10km走るという目標は高確率で挫折するでしょう。受験生で言えば、今まで勉強時間が0時間の人がいきなり10時間勉強するのと同じことです。

ラーニングゾーンで自己成長するには、やや難の目標設定にする必要があります。
【運動したことがない人の場合】
①1日1km歩く
②1日1km歩く＋週1回2～3㎞ジョギングする
③1日2km歩く＋週2回2～3㎞ジョギングする
と徐々に距離や回数を増やしていきます。

【受験生の場合】
①1日1時間勉強
②1日2時間勉強
③1日2時間勉強＋土日は3時間勉強
と徐々に勉強時間を増やしていきます。

コンフォートゾーンから抜け出すときは、必ず上記2つを意識しましょう！

まとめ

今回は、コンフォートゾーンについて解説してきました。

これから何か新しいことを始める方はぜひ、参考にしてください。

今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう！