今回は、ビジネス業界で使われるインサイトの説明と顧客のインサイトを読み解く重要性を解説していく。
インサイトとは
最初に、インサイトについて説明する。
インサイトを一言で説明すると、顧客が言わない本音である。
この顧客が言わない本音は、顧客自身が気づいていない場合もある。
ビジネスの世界では常識だが、顧客の行動と一致していない顧客の言動は信用してはいけない。
2種類のニーズ
ニーズとは必要性を指す。
顧客ののニーズには、2種類ある。
1つが顕在ニーズ、もう一つが潜在ニーズ。
顕在ニーズとは、顧客が言っていることである。顕在ニーズに対しては機能的価値を提案すれば解決できる。
一方の潜在ニーズとは、インサイト、すなわち顧客が言わない本音である。この潜在ニーズに対してはコンセプトを売らなければならない。
コンセプトに関しては別の記事で書く予定なので、今回は割愛。
潜在ニーズを満たせるかどうかで売れるかが決まると言っても過言ではない。
まとめると、
顕在ニーズ:機能的価値を提供する
潜在ニーズ:感情的価値を満たす
具体例
ここまでの内容だけでは、インサイトを理解するのは難しい。
そこで、極端な例を一つ挙げる。
次のペルソナのインサイトを考えてみよう。
〇ハーバード大学出身の30歳のビジネスマン

このペルソナのインサイトの1つは、周りからバカと思われたくないことである。
このペルソナの考えられる本音としては、
・ハーバード出身だから優秀という期待を裏切りたくない
・仕事ができるやつと思われたい
・周りよりも優秀だから失敗したくない
などなど。
これがインサイトである。
今回の例は、極端な例だが(笑)
まとめ
今回は、インサイトを読み解くというテーマで解説してきた。
まとめ
・インサイトとは、顧客が言わない本音
・ニーズは顕在ニーズと潜在ニーズに分けられる
・機能的価値は顕在ニーズを満たすにすぎない
今後もインサイトやニーズのテーマは取り上げようと思います。
今回は以上。
最後まで読んでくれてありがとう!