誕生日ギフト事業を考えたが断念した話

ビジネス

今回は、自分が考えた誕生日ギフトの事業案を考えた背景と断念したビジネス話を展開する。

新規事業を立ち上げる上で

新たに事業案を立ち上げるとき、観るべき観点が3つある。

一つ目が、市場(マーケット)である。マーケットの大きさで事業規模が決まる
例えば、新商品のお菓子を出すにしても、日本のお菓子市場は1兆円に対して、ギフトというマーケットで勝負すると市場規模は10兆円と桁が変わる。

1兆円と10兆円では、規模感も変わってくる。
ギフトなのか、お菓子なのかで単価も変わるため、市場選びは重要である。

2つ目が、歴史である。
「歴史?」と思うかもしれないが、その市場・サービスが生まれた背景を知ることは、顧客ニーズを把握するうえで大事な要素になる。

3つ目は、成長性である。
これは言うまでもない。今は盛んでも10年後に衰退している市場で勝負するのはしんどい。
今現在、成長しているもしくは成長見込みがある=成熟していないのが良い。

自分の事業案

ここで自分が考えた事業案を簡潔に紹介する。

コア顧客は、「社会人になってから忙しく学生の頃に比べ誕生日を祝われる機会が減った社会人1~3年目の20代女性」である。

顧客に対して、同じ誕生日の人同士が匿名でマッチングし、互いにギフトを贈り合うというサービスである。

断念した理由

事業案を断念した理由は以下の3点である
・投資コストに対するリターンが低い
・課題の頻度が年1回
・ギフト市場が飽和状態

投資コストはかかるのに、対するリターンが低いこと。
どの業界でも言われるが、低コスト高リターンが最も望ましい

また、顧客課題が発生する頻度も年1回…少ない。
顧客課題の大きさをはかる指標として、発生頻度は重要。それが年1回となると…

さらに、ギフト市場の飽和状態も挙げられる。
実は、ギフトで有名な企業のほとんどが、toCでは赤字状態。ほぼtoB頼りになっている。
これを踏まえて、ギフト市場での展開は厳しい。

上記3つの理由で断念したというわけだ。

まとめ

今回は、自分が考えた誕生日ギフト事業案について、ギフト市場の現状を少し解説しながら紹介した。

この記事をきっかけに、ビジネスに少しでも興味を持ってくれると嬉しい。

今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!

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