今回は、英語の可算名詞・不可算名詞を説明していきます。
こんな人におすすめ
・可算名詞と不可算名詞の意味が分からない人
・名詞の単数形や複数形の付け方に悩んでいる人
・英語学習を始めたばかりの人
名詞の基本と種類
そもそも名名詞とは何か?から解説する。
名詞とは、生物や物体、場所、考えの名称を表す語のことを指す。
例えば、
・生物:boy(男の子)、teacher(先生)、dog(犬)
・物体:desk(机)、apple(りんご)、
・場所:school(学校)、Japan(日本)
・考え:peace(平和)、love(愛)
このような名詞は数えることができる可算名詞と数えられない不可算名詞の2つに分けられる。
なお、名詞の種類はさらに5つに分けることができる
可算名詞:普通名詞、集合名詞
不可算名詞:物質名詞、抽象名詞、固有名詞
*名称はそこまで重要ではない
可算名詞
名前のとおり、数を数えられる名詞のこと。
形があり、1つ、2つと数えられる。
特徴として、単数形と複数形があることや数を表す語句(many, fewなど)と一緒に使える。
また、普通名詞と集合名詞が該当する。
普通名詞
生物・無生物の両方を含み、一定の形を持ったものが該当する。
(例)
man, woman, student, cat, house, tree, bookなど
集合名詞
内容が集合体である名詞全体を指す。
(例)
family, police, team, audienceなど
不可算名詞
名前のとおり、数を数えられない名詞のこと。
これといった形がないもの。
不可算名詞を見分けるポイント
ここで不可算名詞かどうかを見分けるポイントを紹介する。
①具体的な形がないもの(はっきりとした輪郭があるかどうか)
(例)
information, gas, water, air, coffee, timeなど
②切ってもその機能が失われないもの
(例)
paper, beef, chalkなど
③総称したもの
(例)
money, furniture, baggage, knowleageなど
不可算名詞かどうかを見極めるには上記3つのポイントで判別すればよいです。
なお、不可算名詞は物質名詞、抽象名詞、固有名詞が該当する(名前はそこまで重要ではない)
物質名詞
一定の形や区切り、輪郭がなく数えられない名詞。
注意点として、不定冠詞をつけないことと複数形にもしないこと。
単独で用いられるよりsome, no, a littleを付けることが多い。
(例)
water, sugar, news, milkなど
抽象名詞
抽象概念を表す名詞。無冠詞で単数形を用いることが多い。
*具体化した事例や行為を表すときは普通名詞になる
(例)
beauty, death, music, success, advice, knowledgeなど
固有名詞
1つしかない特定の人・もの・事柄のこと。
人名、地名、組織名、建物、商品名、イベントなど
(例)
Japan, Tokyo, Julyなど(著作権の関係でこれ以上例を出しません)
固有名詞のルールとして、最初の文字を大文字にして冠詞を付けない(ただし、例外あり)
→the Pacific Ocean (太平洋)、the Democratic Party (民主党)など習慣的につける場合があります。
注意!① 可算名詞にも不可算名詞にもなる名詞
実は、可算名詞にも不可算名詞にもなる名詞が存在する。(いわゆる例外)
例えば「a fish」と「fish」
可算名詞のとき:「魚丸ごと1匹」という意味
不可算名詞のとき:「魚の肉」という意味
例文になると
I ate some fish. →私は魚(の切り身)を食べた。
I ate a fish. →私は魚(丸ごと1匹)を食べた。
注意!②可算/不可算で意味が変わる名詞
日本語では数えられるが、英語では数えられない名詞を一部紹介する。
可算名詞 | 不可算名詞 |
foods(複数の種類の食べ物) | food(食事、食料) |
times(回数、時代) | time(時間) |
papers(新聞、書類、論文) | papaer(紙) |
hairs(一本の髪の毛) | hair(髪の毛全体) |
works(作品、工場) | work(仕事、労働) |
上記の名詞は注意しよう!
まとめ
今回は、可算名詞と不可算名詞を解説してきた。
・名詞は生物や物体、場所、考えの名称を表す語を指す
・これといった形がないものが不可算名詞、それ以外が可算名詞
・同じ単語でも可算名詞と不可算名詞ではニュアンスや意味が異なる
今回は、以上。
最後まで読んでくれてありがとう!