受験勉強やTOEIC、英検など英語学習をしている人で、英語が苦手な人は暗唱例文をおすすめする。
今回は、暗唱例文をやるべき理由を3つ紹介していく。
そもそも暗唱例文とは?

最初に、暗唱例文とは何かについて説明しておく。
暗唱例文とは、英文を一言一句覚えることである。
とにかく一言一句順番を覚える。それだけ。
暗唱例文の目的は、英文のストック量を増やすこと。
なぜ、ストック量を増やすのか?
それは、自分が使える英文を増やすことである。
自分の経験上、英語が得意な人は、英文がスラスラ言えて、書ける。
無意識に、英文を覚えている状態であろう。
なぜ、英文を覚えていると良いのか、メリットは何かについてこの記事では詳しく説明する。
メリット
暗唱例文をやるメリットとして、
・語彙や熟語を効率的に覚えられる
・リスニング力の向上
・読むスピードが向上(=速読力が鍛えられる)
・英作文が書けるようになる
などなど。
前置きが長くなったが、これから、暗唱例文をやるべき理由を書いていく。
動詞の使い方が分かる
英単語帳では単語を覚えているのに、長文読解で読めない、英作文で書けないという経験はないだろうか?
残酷だが、単語は使えなければ意味がない。
単語帳だと、意味や派生語といった知識は豊富に書いてある。が、、、
使い方が乏しい。
使い方は分からないと実践で活かせない…
特に動詞!
動詞での使い方としては、時制による形の変化や目的語をとる/とらないなどが挙げられる。
これらを一つ一つ暗記するのは、しんどい。
だったら、英文ごと覚えてしまうのが速いという考え方である。
特に、動詞は文で覚えた方が使い方も意味も覚えるので効率が良い。
熟語もセットで覚えられる

多くの人が熟語に苦戦するのではないだろうか?
自分も熟語に苦戦した。
自分や英語が苦手な人も熟語を、熟語単体で覚えようとしていることが多い。
例えば、「be make from~」を「~からつくられる」と暗記しようとしてしまうこと。
これで暗記できるなら問題ないが、makeに関する熟語だけで50個以上あるので、大変かつ間違えが起きる可能性が高い。
一方、英文で覚えるとは、
The cheese is made from milk. (チーズは牛乳からつくられる)
これならどんな時に使うのかもイメージでき、他の要素も一緒に使いながら覚えられる。
ちなみに、この英文から
・be make fromの熟語
・「is made」かたbe+過去分詞で受動態の文
・milkにsが付いていないことからmilkは不可算名詞
・第1文型の英文
などの情報を吸収できる
学習の順序として
①英文を覚える
②使われている熟語もセットで覚える
語彙と文法が効率的に覚えられる

先ほども書いたが、単語や熟語が文中でどのように使われるかが分かる。
例えば、be interested in~で「~に興味がある」と覚えたとする。
頭がいい人は、beが時制や主語によって変わることを理解でき、応用できる。
しかし、そうでない人は、be動詞を変化していることに気づかず、熟語の意味も気づかない。
それなら実際に使われている例文で覚えた方が効率がいい。
今回なら、
・She was interested in Japanese culture. (彼女は日本文化に興味がありました)
・I am interested in this movie. (私はこの映画に興味があります)
例文で覚えた方が、他の語彙も覚えられるので効率がいい。
デメリット
もちろん、暗唱例文にはデメリットが存在する。
・時間がかかる
・応用力がないと厳しい
やはり、単語や熟語が一つずつ覚えるのに対し、暗唱例文は文を丸ごと覚える必要があるので、時間はかかる。
また、応用力がないと暗唱例文の効果が乏しい。
例えば、
・主語が変わったときのbe動詞は?
・時制が変わったら?
・否定文になったら?
などなど。
応用できない人は向いていない…
暗唱例文のデメリットも頭に入れておいてほしい。
まとめ
今回は、暗唱例文をやるべき理由を3選紹介した。
ぜひ、今日から英文を1文でも覚えていこう!
例文はこのブログでも1記事につき1文解説している。
今回は以上。
最後まで読んでくれてありがとう!